ブログ

大工冥利に尽きる

昨日、現場から帰ると、
遠方の大学で建築を学んでいるという学生の方から電話がかかって来ました。
夏休みを利用して、見学に来たいとのこと。

「お役に立てるかどうかはわかりませんが、喜んで」と、お返事しました。

“大工さん”に興味があるというだけで、
こちらはワクワクしてしまうものです。


自分の大切に手がけた家に、大切に住んで頂いていること。
その家が、次の世代、そのまた次の世代に、
少しずつ形を変え、住まわれていくこと。
“大工冥利に尽きる”という言葉がピッタリのような気がします。

“大工冥利に尽きる”
それは、商売ということからは、
何だかかけはなれた言葉ではあるような気がしますが、
『岡村さんに建ててもらった』と言って頂けることが、
何よりの幸せなのです。

この気持ち、伝わります様に!!

(2011.08.25)

寂しさと、嬉しさと

kan4.jpg

桐生市の現場が、
終わりに近づいています。
今回、震災があった影響もあり、工期がずれ込んでいました。

お施主さんには、お盆をまたいでしまって
本当に申し訳なく思いながらも、
終わりに近づく工事に、寂しさを感じています。

今日は養生をはがし、出来るところまでのクリーニング工事が行われました。
写真は、1FのLDK部分。
写真からも広い空間なのがお解りいただけると思います。
対面キッチンから見える、広い芝生と、少しだけ遠くに見える山々。
とっても気持ちのよい場所となってくれることと思います。

とにかく風が抜けていくのです。
『昼寝』したら、どんなに気持ちよいだろう・・・と、
スーッと抜けていく風に想像をめぐらせたりしています。

とにかく、完成に近づくということは、
寂しさと、嬉しさと、
両方を思う時期なのです。

(2011.08.11)

上映会のごあんない

mitubati.jpg
8月27日(前橋)と28日(足利)で、上映会があります。
『ミツバチの羽音と地球の回転軸』
鎌仲ひとみ監督作品


前橋 群馬会館
   1回目10:00~
   2回目14:00~
   R水素:水からつくるエネルギー

足利 助戸公民館
   1回目10:00~
   2回目14:30~
   ソーラークッカー:太陽からつくるエネルギー

未来のエネルギーについて考える機会になれば。
助戸公民館は建物も素敵なところですよ。

(2011.08.03)

つくる・つなぐ・つづく

タイトルのこのことば。
このことばを使うようになってから
何年が経つでしょうか。

最近は特にですが、
「本当にそうだなぁ・・・。」と思うことがよくあります。

フットワーク軽く、
前向きに、
真面目に。

小さな会社ならではの良さがある。

そう思って毎日を過ごしています。

新しい出会いも
少しずつ少しずつ増えて、
こんな時代ですが、
何だか先は明るいのではないかと思えたりしています。

自分達のつくったものが、
次の時代まで。
つながってくれること。
つづいてくれること。

それを願いながら、
ひとつひとつ、
大切に仕事をする。

『つくる・つなぐ・つづく』。

岡村建業にとって何より大事なことばです。


■震災後、瓦等に被害が及んだお施主さんへ■
特に瓦工事については、お待ちいただいており、申し訳ありません。
全国的に需要と供給のバランスが崩れており、
瓦屋さんについても、膨大な修理件数を皆抱え、
先行きが見えず、途方に暮れているという状態が続いております。
瓦工事をお待ちいただいている間は、
岡村建業で、土嚢や、養生等のメンテナンスを行っております。
これからの季節、ゲリラ豪雨等の心配もありますが、
何か不安な事、気になる事などありましたら、
すぐにご連絡下さい。
また、「瓦を修理します」と、
飛び込みの業者さんや営業さんが来る事があるかと思いますが、
その時は、ご一報下さい。
※被災した地区を中心に、悪徳業者等のトラブルが問題になっております。

(2011.08.02)

ジョウモウ大学開校!

jomo.jpg

『ジョウモウ大学』が開校しました。

ジョウモウ大学とは・・・
群馬県内の公共施設やカフェ、公園など
いろいろな場所をキャンパスに" 授業 "を開催する市民の" 大学 "です。
大学といっても入学金や授業料は一切いりません。入学試験もありません。
群馬を愛する人なら誰でも生徒や先生になれる自由な大学です。
ジョウモウ大学のHPより
http://jomo-univ.net/

開校日となった7月23日は、
開校記念特別授業ということで、
群馬県4ヶ所(中之条・前橋・伊勢崎・太田)にて授業が行われ、
太田市金山 大光院(呑龍さま)参道にありますカフェ、
「呑龍文庫 ももとせ」 が教室となりました。
岡村建業・古川も、ひょんなことから、
この授業のお手伝いをさせて頂くことになった訳です。

太田教室は、『木のことかんじるかんがえる』。
まず、HOATEAさんの淹れてくださったアイスティーを一杯飲んでからスタートです。
定員15名
講師は、デザイナー・村澤一晃さんです。
http://www.matatabidesign.com/profile.html
足利市にあります
mothertoolの中村さんと共に、とっても楽しい授業が展開していきました。

丸太解体ショー 丸太が製品になるまでの映像&村澤さんの解説
ききき(利き樹)クイズ 
等など・・・。

特に私たちの職業とも関係している話には、
『ウン・ウン』と、深く頷いてしまいました。
また、きききクイズの時に、色々な種類や産地の木が並べられたのですが、
皆さん触ったり、においを嗅いだり、とっても楽しそうでした。
『におう』や『触る』という機会をつくるということも
大切なんだなぁ・・・と改めて思いました。

有意義な一日でした。

村澤さん、とっても素敵な方でしたよ。
出会いに感謝。

村澤一晃さん(ムラサワデザイン)
http://www.murasawadesign.com/
mother tool(マザーツール)
http://www.mothertool.com/

(2011.07.25)

沖之郷祇園祭

okinogo.jpg

okinogo2.jpg

連日群馬県は猛暑です。

16・17日は、
沖之郷の祇園祭です。
3年に一度、新田・東・北と耕地ごとに分かれたそれぞれの山車で
お囃子を競い合うというお祭りです。
重要有形民俗文化財 に指定されています。
本日最終日です。
是非お出かけ下さい。


『沖之郷は市の東端、足利市に接する四方を水田に囲まれた農村地帯です。北・東南・西・新田の4つのコウチ(地域区分の称で、地元では「耕地」の文字を当てている)から成っています。山車は、各コウチに一台ずつ(西コウチと新田コウチ<西新コウチ>は組んで1台)の計3台あります。
北コウチの山車は、高さ約5.2m、長さ約5.2m、幅約2.6m(西新コウチのものは約2.8m)の桧材、漆仕上げで、正面破風に「祭典」の扁額を掲げ、その上部や梁の端、妻に竜の金箔彫り物を飾ります。
西新コウチの山車は、高さ約5.2m、長さ約5.2m、幅約2.8mの桧材、漆仕上げで、正面破風に「祇園會」の扁額を掲げ、その上部には竜棟の端には鶴の彩色彫り物を飾り、正面の梁や側面の欄間にも彫り物が施されています。
東南コウチの山車は、高さ約4m、長さ約3.9m、幅約2.4mやや小型で、山車正面、梁や欄間に竜、棟の端には孔雀の彫り物を飾り、彩色が施されています。
北コウチにある山車正面の竜の彫り物の裏には、「天保四(1833)癸巳六月吉日武州本庄住彫工折茂長五郎保高」と刻まれ、彫刻年と彫刻者がわかります。規模や装飾から西新コウチの山車も同じ頃の制作と思われます。東南コウチのものは制作年代が不明です。
平成14~16年度に修復事業が実施されました。3年に一度、7月に巡業が行われています。』

■引用・参考 群馬県教育文化事業団HPより

(2011.07.17)

書籍のごあんない

kodomo3.jpg

※7月1日のブログです。

太田市にあります土曜日にOPENするカフェにて見つけた本です。
『こども文様ずかん』という
切り絵も楽しめる本です。

日本人が昔から慣れ親しんでいる『文様』を
わかり易く解説しています。

例えば、

『山笑う』
『風光る』
『月を待つ』
『山眠る』

こんな素敵な言葉が出てきたり、
岡村建業で襖紙として使う和紙の柄の名前が出てきたり、
知らなかった文様の形や名前の解説があったり・・・。
ついでにその文様の切り絵までできてしまうという、
盛り沢山の内容となっています。

大事にしたい本のひとつです。


昨日は、またひとつ、
新たな出会いがありました。
これからの時代を見据えた住宅のカタチ。
そんな話をしながら有意義な時間があっという間に過ぎていきました。
『談笑』
そんな言葉がピッタリの午後の時間でした。

私達の"つくる つなぐ つづく"は、
建てる側、住まう側にも大切な事なのだということを肝に銘じ、
日々努力致します。
『住みたくなる家』
そのお手伝いが出来るというのは、本当に幸せなことですね。

(2011.07.04)

桐生市の現場

kan gai.jpg
現在建築中の桐生市の現場です。
外壁の下地工事が終わりました。

kane ryokufu.jpg
桐生市の現場の庭は、手入れの行き届いた芝生となっています。
同時進行で、岡村建業で依頼している"緑風園"さんに、手入れをして頂いています。
お庭が、家と共にどんな完成をむかえるのか。
今から楽しみにしています。

(2011.06.21)