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手業を感じる

先日、太田市の重要文化財 『中島知久平邸』を見学してきました。
知久平邸車寄せ1.jpg
玄関車寄せ

この邸宅は、中島飛行機製作所(現・富士重工業 スバル)創業者・中島知久平が、両親の為に建てた邸宅です。
平成21年に太田市の重要文化財に指定されました。

主屋は、玄関棟・居室棟・居間棟・食堂棟と分かれており、ひとつひとつに棟梁がおりました。(棟札より)
その食堂棟の責任者は、岡村信太郎という人で、親戚に当たります。
3代目 義一郎も、当時知久平邸建設に携わったということです。

知久平邸食堂棟1.jpg
右側が食堂棟。

昭和5年築で、当時の金額で約100万円の建設費だったとの事です。太田市の資料によると、同時期建設の大阪城の復興天守が47万円といわれているそうなので、どれだけ莫大な予算をかけ建てられたのかということが伺えます。

知久平邸ストーブ.1jpg.jpg
電気ストーブ。
なんとあの当時でオール電化住宅だったという事ですから驚きです。

知久平邸ブレーカー.jpg
30センチ以上あるブレーカー。

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カーペットの間から覗く床板の意匠も職人の手によるもの。


先祖の手業を感じた1日でした。
もう一つの岡村建業の歴史です。

何十年と人が住んでおらず、老朽化が進んでおり、寂しい気持ちで見学を終えました。
知久平邸が、これから大切に大切に保存されることを願っています。
出来る事なら、私たちの手で・・・と思いますが。

(2013.10.08)

縁で生きる

大変ご無沙汰しております。
HP製作にあたって考えに考えをめぐらせていたら、何だかあっという間に月日が経っておりました。
申し訳ありませんでした。
折角新たにつくるHP(ブログも含め)、担当者と何度も打ち合わせを重ね、慌てず丁寧に準備を進めております。
あと少し、お待ち下さい。

さて、昨日放送のNHK プロフェッショナル 仕事の流儀。
居酒屋店主・中村重男さんの特集でした。

今日のタイトル、『縁に生きる』。
中村さんの仕事の流儀。

食い入る様に画面を観てしまいました。
心に沁みる言葉が沢山ありました。

私たちの仕事に置き換えて考えて、
「そうだよね、これでいいんだよね。」と、何度も家族とも会話しました。

一生懸命に、お客(お施主)さんを思いながら仕事をする事の大切さ。
『縁』によって仕事がうまれ、膨らみ、拡がる。

そんな仕事の仕方があっても良いのではないか。
そう思うのです。

『縁に生きる』

今までの沢山のご縁をふり返りながら、久々のブログ更新です。


■NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
http://www.nhk.or.jp/professional/2013/0610/index.html

(2013.06.11)

そろそろ、もちはもちや

ふと思いついたタイトル。

いつも思うのです。
選択肢がとてもとても多いこの時代。
私たちは、ずっと家を建てることを生業にしているわけですから、
なんで?と思ってしまいがちなのですが、
家を建てるとき、誰に頼むのか、何処に頼むのか、
そこで迷われる方は多いのではないでしょうか。
また、通信の発達は近年めまぐるしく、
携帯電話からでもインターネットに簡単に繋がることによって、
更に情報量が増えていることも、選択肢が多くなった理由の一つなのではないかと思います。
どこの街にも住宅展示場があって、住宅メーカーのCMは毎日のように流れます。
ホームセンタは連日大盛況。リフォーム工事まで請け負う時代。
虚しさを感じてしまうこともあります。

私たちが一番大事に思っていること。

住まう家を、『誰』に頼み、『誰』が建てるか。
『誰』が大事なのです。

家というのは、本来そうやって建ててきたのではないでしょうか。
それは、建てる私たちが、その家を責任をもって見守るということでもあります。
主治医みたいなものでしょうか。

工務店、大工さん、その他の建築のプロフェッショナルたち。
更に頑張る時が来ているのだと心に刻み、日々努力の毎日です。

■もちはもちや
その道のことは、やはり専門の者に任せるのが良策であるということ

そろそろ、もちはもちや。
そんな時代になってくれたら良いなと願いを込めて・・・。

(2013.01.21)

謹賀新年

年賀.jpg

明けましておめでとうございます。

昨年は、国家プロジェクト・大工育成塾より塾生を1名お預かりして、
初々しい大工さんの卵を社員として迎えました。
その他にも、沢山の素敵な出会いがありました。
また、長らくお待ちいただいていた震災後の補修工事も全て終えることが出来ました。

今年は色々と変化の年になりそうです。
今からワクワクしています。

日々精進 日々勉強 日々努力。

有限会社 岡村建業
  代表取締役 岡村建一 社員一同

(2013.01.07)

ビジネスチャンス

ご無沙汰してしまいました。

先日、来客があり、
ソーラーや、蓄電の勉強会のお誘いがありました。

世の中は、住宅エコポイントの次はソーラー、ソーラーと
騒がしいほど。

その、ソーラーにこそ、ビジネスチャンスがあると、
力説していたのです。

“ビジネスチャンス”
その言葉、実はあまり好きではありません。
地道に仕事をしてきた私達、ちょっとその言葉には抵抗があります。

確かに儲かるのは悪いことではありません。
ですが、ソーラーの代理店になるとか、そんなことをしたいわけではないのです。

ソーラーが悪いという話ではありません。
ですが、『商品』『製品』を売ることと、大工さんの仕事は違うのです。
ソーラーの代理店になると、儲かるのでしょうか。

ビジネスチャンスとは無縁の毎日を送っています。

身の丈に合った仕事を精一杯することが大事だと思っています。

(2012.10.03)

住宅完成見学会のお知らせ

かねてから建築中の太田市の住宅が完成間近となりました。

StudioGreenBlue一級建築士事務所さん設計、
岡村建業が施工を担当している物件です。


ご興味のある方は、気軽にお越しください。

場所につきましては、info@okamura-kengyo.com へメール送信して下さい。
詳細をお知らせいたします。

2012年8月12日(日) 10:00 - 17:00まで

岡村建業とも大変ご縁の深い方の住宅です。

つくる・つなぐ・つづく

岡村建業の足跡を感じていただければと思います。

(2012.08.01)

足跡を残す

連日、猛暑の群馬県太田市。
ニュースでは館林市や、埼玉県熊谷市が有名ですが、
隣接している太田市だって暑い暑い。
炎天下の中、工事をしている大工さんや職人さん達が
熱中症にならないよう祈るばかりです。

昨日、録画しているものを整理していましたら、
気になる言葉がありました。

『足跡を残す』

小山薫堂さんの言葉です。     ■NHK・仕事学のすすめ 


~相手の人生に自分の足跡を残したい~

岡村建業はこれまでの長い年月、ずっとそうやって仕事をしてきました。
それは、これからも変わらないことです。

出会いを仕事につなげていく・・・
何より大事なことだと思っています。

家を建てること、
その家のその先を、見届けること。
その家に住まう人たちのその先のことも。


『つくる・つなぐ・つづく』

足跡が残せる幸せ。

これからも精進致します。

(2012.07.30)

社長の土産

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出張で、社長が岐阜県の高山へ行ってきました。

前々から高山を訪れたら買いたいと思っていたものがあります。
真工藝さんの縫いぐるみです。

木版手染という手法を使って作られています。

今回は、十二支を購入しました。

とっても可愛い縫いぐるみです。

早速、事務所のカウンターに『龍』を飾りました。

■真工藝 
岐阜県高山市八軒町1-85
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(2012.07.04)