公共のトイレに入ると思うことがあります。
職業柄、入ったついでに、色々な機器の高さや幅などをついついひとつひとつ確認します。
手摺や紙巻器、そして荷物掛けのフックの位置。
その位置は皆が使えるようにという場所に本当に付いているのか?
「あり得ないでしょ?」と思うこともしばしばです。
車椅子で入れるトイレであっても、紙巻器がどうやっても届かないような位置にあるなんてことは、
結構多いのです。
手摺の位置だって然り。
体の不自由な方用のトイレでなくても、
荷物掛けのフックは、
長身の人でも背伸びしないと届かないような位置に付いている場所も沢山あります。
それが設計通りなのか、取り付けた人の判断なのか、
それは判りませんが、
もう少し、立場になって考えてみることをして欲しいと
トイレに入る度に思います。
疑問や憤りを感じてしまうのです。
本当にその人が必要としている位置に取り付けることが
もっとも大切な事だと思います。
まず、何が必要で、何が要らないか。
その人の為に本当になっているか。
そんなことを、第一に考えられるように。
『温度』の感じられる仕事をするということですね。
(2011.01.26)