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建築材料と世の中

現在、住宅で使われる断熱材(グラスウール・吹き付け発砲・発砲ポリスチレン等)が不足しています。
理由としては、生産量を控えた事、次世代省エネ住宅仕様の分譲住宅等が増えたこと、
そして大きな原因のひとつ、
住宅エコポイントの影響で、断熱材の需要が高まったことが挙げられます。

今日も、久々に車で通った道で、
「あれ?まだ出来てない?」という建築現場があったのです。
考えてみれば、断熱材を入れる工事の段階で止まっています。

現在、工事をストップせざるを得ないところが沢山あるそうなのです。
幸い岡村建業の現場は、その時期から外れている事もあり、今のところ影響はありませんが、
予定していた納期が遅れるというのは、大変な事なのです。

エコポイントについていえば、
国が決めたことです。
でも、それによって、歪が出てしまうことは、
はたしてこれで良かったのか?と、
ふとそんなことが頭を過ぎります。
誰のためにプラスになっているのでしょう。
誰のための法律なのでしょうと。
エコを考えるのは大切なことなのですが・・・。

建築材料と世の中は
結構ダイレクトに関係している事が多いのです。
先の時代を見抜く力とバランスが大事なのではと思います。

それは、国にも私たち工務店にも言えることです。

(2011.01.24)