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高い安いの理由。

ようやく秋らしくなったと思いきや、
今日は暑かったですね。
群馬県太田市、まだまだ"残暑"は続きそうです。

今日は建築費のことを少し。

このことについて、色々と思うところはありますが、
『高い』『安い』の根拠は何か?ということ。
根拠というか、理由があれば良いと思うのです。

建築費といっても、
材料や、流通コスト、人件費、技術費・・・、
建築費用には色々なものが含まれています。
材料ひとつ取ってみても、
材木だったら、外材、国産材、銘木、ボード類、
量販か、一点物か。
国産材と言ったって、産地や、その材木の良し悪し・・値段は様々です。
それをどう使うか。
それを考えていくのも私たち工務店の仕事です。

以前のブログの中で、
辰巳芳子さんのことを書きました。

"素材がもつ性にしたがって扱うべし"
"また、扱えるひとになってほしい"

これは、大手の規格の住宅のものでは
きっと出来ないことなのではないかと思うのです。
そこが大きな違いなのだと思うのです。

建築費を考えることは大切なことです。
その、建築費を、
有効に使っているかどうかが大事なのだと思います。

『高い』の理由。
『安い』の理由。
必ず理由があるのです。
また、
理由がなければ、根拠がなければ、
いけないのだと思います。

日々精進。
『つくる つなぐ つづく』の為に。

4月16日のブログ
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(2010.09.18)