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今日の新聞で

今日の上毛新聞で見つけた記事。

『太陽光発電パネル 訪問営業に苦情急増』
利点誇張や不良で雨漏り 契約後、工事中断も

県消費者生活センターへの苦情が昨年同期の3倍だそうです。
いつか、こんな記事が紙面に登場するのではないかと思っていました。

よくお施主さんからも、太陽光発電を勧める営業の人が来たと連絡をいただく事があります。
皆さん利点を述べて帰っていくようです。
ですが、建てる側の私たちが思うこと。
屋根の状態、その下の骨組みの状態、荷重や、ランニングコストのこと、施工する人のこと。
できれば、そこに、顔の見える関係があってほしい・・・と思います。
解りやすく言うなら、親身になって考えてくれているか否かという事です。

太陽光発電を考えることに反対しているわけではありません。
その家に合うかどうか。生活する人に合うかどうか。
託す人が信頼できているかどうか。
金額の上下もまた大切なことですが、
それをひっくるめて、毎日生活する『家』を、
もっと大事にしてください。
そう思う訳です。

新聞によれば、補助金申請の手数料を高額請求されたり、施工を依頼した会社が資金繰りが悪化し、設置工事が中断したままというところもあるそうです。

大工・工務店は、家のお医者さんです。
必ず一度、相談することをお薦めします。

「3年で回収が可能」なんて、ウソですから・・・。
ちょっとそんな記事を見つけると、悲しくなりますね。
建築を生業にする者として。

(2010.02.19)