ブログ

そもそも200年住宅って

今朝のTVで、『200年住宅』の取り組みについて
特集していました。
この『200年住宅』という考え方、
そもそも、誰が最初に言い出したのでしょう。
岡村建業でさえ、4代、今年で創業100年です。
その倍の年月で、時代はどう変わっていくのでしょうか。
岡村建業の100年という月日の中には、
太平洋戦争だってありました。
水道だって、下水道だって、100年の月日から考えたら、
引かれたのは何時でしょう。
社長の子供の頃は、井戸水だったし、岡村建業の斜め前の明治43年築の茂木家だって、ガス灯跡が残っているのですから、時代はえらく変わったものです。
その時代の変化たるや、想像を絶する単位ではないでしょうか。

これから200年住宅を造っていくとして、200年に亘る何代もの世代に大切にしてもらえる家を造るというのは、
並大抵の覚悟ではいけないのではないでしょうか。
それは造る側、住む側にも言える事ですし、200年に対応できる材料や耐久データもしかり。

誰が考えたのでしょう。
本当に。
今、現在200年を耐え抜いて現存している建物はどれくらいあるのでしょうか。
そして、法律はどうなっていくのでしょうか。
そもそも、日本は、踏んばっていられるのでしょうか。

200年愛される家を造ること。
それが出来たなら、こんなに凄い事はありません。
耐震偽装とか、施工ミスとか、売りっぱなしとか、
そんなことでは乗り切れるはずがありません。
『住まう』という事について、もっと意識を向上させることが大切なのでしょうね。

岡村建業の創業100年の倍と思ったら、気が遠くなってしまったものですから・・・。

(2009.06.04)