ブログ

大工の始末

NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」の中でよく出てくる
『始末』ということば。

大阪の料理の心髄と言われているという始末の料理。
始末=食材を無駄なく使い切ること
この言葉が毎日頭から離れないでいます。

では、大工の始末とは?と、考えてみました。
材木を無駄なく使い切る。
これは意外と大工さんといえども難しいのかもしれません。
家を建てるのに使用した木材の残りは建築廃材となります。
その廃材をどうするか。
在庫として抱えるとしても、使い道は勿論のこと、その保管場所を確保しなくてはなりませんから。

岡村建業での始末をご紹介します。
木っ端となった材木は、主に岡村家の給湯の薪として使用します。 
沢山出る大鋸屑は、陶芸家の山本順子さんへ。作品をつくるのに役立っているようです。
灰は、山本順子さんへお分けしたり、畑の肥料となります。

と、いうわけで、大工の始末は余すところなく。

■連続テレビ小説 「ごちそうさん」HP
http://www1.nhk.or.jp/gochisosan/
■陶芸家 山本順子さん
http://homepage2.nifty.com/potter-j/

kyutou.jpg
■岡村家の給湯ボイラー
 

(2014.01.23)