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木育という言葉から

今朝TVを観ていたら、無印良品で『木育』の取り組みが始まっているということをやっていまして、ちょっと調べてみました。
ウィキペディアによると、
『北海道から発信された新しい教育、教育用語であり、市民や児童の木材に対する親しみや木の文化への理解を深めるため、材料としての木材の良さやその利用の意義を学ぶことをねらいとする教育活動、社会活動である。』
とありました。

『木育』。
私達は"木"と向き合う毎日です。
ですから、これから家を考えている方にどう"木"のことを理解していただけるかということは、最大のテーマなのですが、なかなかそれを発信していくのは難しいなと思っています。
だって、世の中は、あまりにも本当の"木"を使っているものって少ないですから。

岡村建業の自宅では、毎日の給湯を薪を燃やして賄っています。
建築廃材とはいえ、ムクの木材ですから、杉・檜・松・その他、沢山の床材や柱などの、"木っ端"を燃やすわけです。
その木をボイラーに入れるときに、各々のもつ香りや、重さ、温度、色、目が粗いもの、細かいもの等を一つ一つ確認しながら入れていきます。
「これはあの現場のあの場所の木だな。」等と思い出しながら・・・。

童謡詩人 金子みすゞは、"みんなちがって みんないい"という詩を発表していますが、
木もまさに、"みんなちがって みんないい"。
大工さんは、それを、適材適所に使っていく訳です。

『木育』。
私たちの責務なのではないかと感じています。

■ウィキペディア 木育
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E8%82%B2
■無印良品 木育
http://www.muji.net/kids/

■群馬の社長TV(ネットで観られます)で取材を受けました。
http://gunma-president.net/okamura-kengyo
視聴頂ければ幸いです。

(2013.12.02)