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腹の立つ話

今日道を車で走っていて、
先日の地震により、棟が少し損傷していた家の瓦が、
全部取り除かれていました。
何だか変だな?と違和感を覚えながら
会社へ。

すると、こんな話が。
来社したお客様が、
家の周りに、瓦を全部取り除いて、葺き替えしている家が沢山あると。
「悪徳」な業者が居るという話でした。
それは、ちょっと信じられない話でもあります。
瓦は本来、大丈夫なところはまた使えるのです。

少し調べてみると、
東北関東大震災で、瓦の悪徳業者のトラブルが出てきているようです。
この群馬県太田市にも。

悲しい話なのですが。

私達と共に仕事をしている瓦屋さんは、
皆さん憔悴しきっています。
それは何故か?
自分が一生懸命やった思い出深い仕事が、天災とはいえ、
破壊されてしまったこと。
こんな辛い事はないのです。
大切に建てた家が傷つくという悲しさ。
これは、私たち工務店でも同じ事です。

悪徳業者と言われている業者さんとは、その気持ちに、大きな温度差があるはずです。

その業者が、その先まで気に留めていてくれる業者であるか?
『温度』を感じ取って頂けたらと願って止みません。
本来、依頼する方に感じ取ってと言うのはとても変な話なのですが・・・。

腹立たしい、
本当に腹立たしい話です。

工務店(大工さん)は、家のお医者さんです。
私たちは、そう思いながら、真面目に毎日仕事をしています。
そんな酷い事が出来るはずがありませんし、理解できないのです。

今回の地震では、瓦や壁に被害が多く出ています。
是非、信頼できる業者さんに依頼をすることをお勧めします。

先日の切妻大屋根の家に
足場が架かり、ようやく破損部分の取り外しが行われました(応急処置です)。
大切に大切に工事は行われました。

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(2011.04.01)