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行事について

例えば地鎮祭や、棟上式。
岡村建業でも時代に合わせて略式で行う事もあります。
ただ、やはり、"やらない"というのにはちょっと抵抗を感じます。
やはり、土地の神様、建築の神様に対しての儀式のベースは、
これからも大事にしていきたいな・・・と思っています。
ただ、最近思うのは、
『用意して頂かなければいけない事はキチッと伝えるべき』ということです。
昔は家族の中でも、縦社会で成り立っていて、長老に聞けば何でも解決するような事があったのです。
それは、地鎮祭や棟上式に必要な準備においてもそうです。
昔は何も聞かれなかった事ですが、
今はあやふやにせず、しっかり用意して頂くものを伝えておかないと、解らない・・・という時代になりました。
お祝い事なのでと、どうしてもこちらから意思表示するのを憚り、伝えないでいると、お施主さんが困ってしまいます。
これからは、その品物が、何故必要なのかもプリントにしたりして、まとめておくべきなのでしょうね。
時代が変わったのです。
だからといって、根本を省くわけにはいきませんからね。
大工として・・・。
今月、上棟が足利市で1棟あります。
建物が呼吸し始める第1歩です。
大工として、胸踊り、心引き締まる日でもあります。
大事な大事な日です。

(2009.04.14)