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委ねるという選択肢

現在は、足利市にて大きなリフォーム工事、また、太田市や桐生市で新築工事が始まりますので、準備に追われているところです。
最近、近況をブログにアップしておりませんでしたので、
報告です。

委ねるという選択肢・・・という今日のタイトル。
このことについて、何日か考えていました。
『家を建てる』過程は様々です。
決まったプランがあるわけではありませんから、
土地の形状や、方位、その家族の暮らし方、
また、これからの暮らしのこと。
いろいろなことをひとつひとつクリアしていきながら、
最終の図面となります。

そして、その打ち合わせの過程には、住んできた家に対する思い入れ、
未来の家への希望、要望、また、他愛もない雑談だったり、
はたまた夫婦喧嘩の仲裁になることだってあるのです。

ですから、『家を建てる』という過程から完成、その後・・・。
その家に対しては、私たちつくる側にも沢山の『思い』が詰まっています。

過程と一口に言っても、『住まう』ことに同じ道などありませんから、提案したことが即OKとなることはまずありません。
ですが、建築のプロとしていま出来ることを、精一杯頑張っています。

『委ねるという選択肢』も、1つの方法だと思います。
これは、つくる側にも、お施主さんにも当てはめられますね。

『委ねる』ことで、新たな発見があるのかもしれません。
たまに、そんな風に思う時があります。
少し、勇気が要りますが・・・。

(2010.05.10)