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ある日の現場で

年末のある日、
ガスコンロの取替に立ち会っていたときの話です。

ガスコンロの設置をいつも頼んでいる会社の社長さんが、
工事に来ていました。
以前新潟の震災の時に、ボランティアで参加したそうです。
「震災の時必要なものは何か」という、
現地に行ってみて痛感したことを教えてくれました。

1.発電機
2.プロパン
3.井戸
4.トイレ

これを、普段使わなくても良いから公共の施設に備蓄もしくは設置できる(しておく)場所をいくつも作っておくことだそうです。
発電機があれば、井戸の水は汲める、プロパンは移動してどこでも火が使える(地下埋設の都市ガスでは無理ですものね)、トイレは、頑丈な施設に災害用に用意しておくトイレのことだそうです。
とにかく、仮設のトイレに溢れかえっている人たちをみて、
「次の人が列作って待ってたら、出るもんも出なくなってかえって体壊しちゃう」と言っていました。
多分、そこにいた人達が一番困っていた事なのでしょうね。
"安心して入れる個室としてのトイレ"という意味で、
用意しておいても良いのではないかと。

災害の場所や程度にもよりますが、もしその用意していたものが使える状況だったとしたら、こんなに役立つものはないのかもしれません。

これは、ガスやさんが感じたこと。
"大工さん"の立場からみた必要な事というのは何でしょう。
『万が一』のことを考えておくことは大事なことですよね。

阪神淡路大震災の日がもうすぐですね。

(2010.01.08)