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本日より

(有)岡村建業 オカケンブログです。
お越し頂き、ありがとうございます。
本日より、夏季休業を終え、仕事開始です。
大工さん達は、4月に完成しましたH様邸の旧宅のリフォーム工事と、再び、実相寺庫裡工事へ。
毎日暑いとはいえ、随分気持ちよい風が吹くようになってきました。
秋はもうすぐですね。

お盆といえば、皆さんのところでは、どんな形式で行われるのでしょうか。
きっと、その土地や、墓地のある場所等によって、色々なのではないかと思います。

岡村家でのお盆の過ごし方を少しご紹介します。

岡村家では、現在工事をさせて頂いている実相寺さんにお墓がありますので、家からは歩いて行ける距離にあります。
まず、家に盆棚と呼ばれる(木組み)ものを建てます。
※調べてみると、この形は、北関東用の盆棚と呼ばれるようです。
そこに、笹、杉葉、ほおずきを縄に挟んだりして飾り付けます。
仏壇から、位牌等、全て移動し、仏壇の戸は閉めておきます。
盆棚の背の部分には、代々飾られている仏画の小さな掛け軸等を掛けます(写真があれば解り易かったですね・・・)。

迎え盆(13日)の時に、お寺に行き、提灯に火を頂いて来ます。
そして、お墓から先祖を家に連れて帰るのです。
(子供の頃は、しゃがんで、「家に帰ろうね」と声をかけ、おんぶしたりしました)
提灯で持ち帰った火を、盆棚のアルコールランプに移し、送り盆までは、ずっと灯し続けます。
お客様も、その火から線香を点けます。
お盆中、お寺のお坊さんがお経をあげに来て下さいます。
仏様用の箱膳のようなものに、毎日、家族と同じものと、先祖が好きだったものなどを少しずつ盛り付けお供えします。
送り盆(16日)に、だんごの粉で、何も味の無いだんごを作り、お寺の仏像にお線香と主にお供えし、先祖の墓へ行き、線香、花、水、だんごをお供えして、「また来年ね」とご先祖様に手を合わせ、挨拶をして終わります。

そういえば、『盆棚』も、大工さんが造るのです。
そんなに壊れるものでもありませんので、極稀ですが、頼まれる仕事のひとつです。

(2009.08.17)