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オガクズ(大鋸屑)の行方

先程、お施主さんの奥様が
「オガクズいただけますか~?」と、
空き箱を持って来社しました。
この季節、そんなお客様が結構いるのです。
理由は、カブトムシ。
息子さんは大きいはずなのに・・・と思ったら、
息子さんが会社で、うちはカブトムシが沢山採れると言ったら、
「うちも頂戴 うちも・・・うちも・・・」と、頼まれたそうで、
奥様が、朝、蚊と格闘しながら、採るはめになったとのこと。
と、いうことで、オガクズが必要だという訳です。

以前、こいのぼりの柱立ての話を書きましたが、
このオガクズをお分けするのも、
今の季節ならではの行事のようなものです。
考えてみると、オガクズをもらいに来る人も年々少なくなりました。
カブトムシがお店で売っている時代です。
カブトムシの寝床も、オガクズでなく、もっと良いものが売っているのでしょうね。

そうそう、岡村家では、家の給湯(キッチン以外)は全て、薪のボイラーを使用しています。
『お湯を使いたければ、火燃しから・・・!』これは、岡村家の家訓のようなものです。
子供でも火熾しからスタートです。
その火(種火)を熾すのに一番手っ取り早いのがオガクズです。
着火の時に使うときもあります。

また、生ゴミ処理機の中が水分が多いかな?という時、オガクズを足したりします。

もし、子供さんがカブトムシを採ってきたら、お近くの工務店を思い切って尋ねて見てください。
「おがくず頂けますか?」と。
削りたての良い香りのオガクズが手に入るかもしれません。

(2009.07.22)