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住育と建育

日曜日のテレビで
『住育』のスペシャリストという方の特集をやっていました。
“家族の団欒(会話)が増えた”
という方が多かったのです。
キッチンを対面に・・・
子供の勉強机をリビングに・・・
キッチンからおばあちゃんの気配が感じられるように・・・
確かにそれはとても大事な事です。
そして、もうひとつ。
前にも書いたことがありますが、
建てる側から伝えたい事。
『建育』。
材質、物の本質を知って欲しいという事でしょうか。
決して高価なものとか、豪華なものという事ではなく、
「本物で暮らす」ということ。
それに近づくような家を建てたいし、
住んでもらいたい。
だから、伝える・知ってもらう。
それが出来るのは、『大工さん』だと思っています。
こんな時代だからこそ、流されずに発信することが大事なんだと
痛感しています。

住宅メーカーや、住宅に関る企業がたくさんありますが、
キャパオーバーになっているのではないでしょうか。
みんな同じという時代はいつか終わるような気がします。
『大工さん』=『家のお医者さん』です。
これから家を建てようと計画している方、
リフォームを考えている方、
身近な“大工さん”に相談してみるのも
1つの方法だと思います。
昔は、みんなそうだったのですから。

(2009.07.13)